ポールスターピラティスジャパン
リフォーマーピラティス資格完全ガイド|マシン指導のプロになる方法

ピラティスに触れたことのある方なら、一度は見たことのあるはずの「リフォーマー」。
ベッドのような形をした専用マシンで、スプリングの負荷を利用しながら多彩な動きを行える、ピラティスの代表的なツールです。
今やスタジオだけでなく、スポーツクラブや病院、教育機関など幅広い場所で活用されるようになっています。
「もっと深くピラティスを学びたい」
「マシンを使ったレッスンを提供したい」
そんな方におすすめなのが、初心者から経験者まで体系的に学べる、ポールスターピラティスのリフォーマーコースです。
この記事では、リフォーマーコースの内容、学べるスキル、資格取得の流れを詳しく解説します。
リフォーマーピラティスとは?

リフォーマーは、スプリング・ストラップ・スライド式キャリッジを備えたピラティス専用マシンです。リフォーマーを使うことでより効果的かつ効率的に、体幹の強化、柔軟性向上、バランス能力の改善など、全身のトレーニングを可能にします。
スプリングの強さを調整することで動きに対して補助にも抵抗にもできるため、個人のレベルに合わせた負荷調整もしやすく、初心者から高齢者、アスリートまで幅広い層のニーズに対応できます。
ポールスターピラティスの特徴
ポールスターピラティスは、世界50か国以上で教育プログラムを展開する国際的なピラティス教育機関です。
リフォーマーコースでは、以下のような実践的なスキルを身につけられます。
- コーチングスキルを磨く
クライアントと深い信頼関係を築き、結果につながるセッションを行えるようになります。 - プログラムデザインの力が身につく
エクササイズのつながりを理解し、目的に合わせた効果的な流れを作れるようになります。 - 個別評価のスキルを学ぶ
クライアントごとの身体状態を見極め、最適なエクササイズを選択できるようになります。 - 結果を出すアプローチができる
科学的な裏付けのあるカリキュラムを学ぶことで、より確実に変化を引き出せます。 - 解剖学・運動学の知識が深まる
身体の仕組みを理解し、動きの質を高める指導が可能になります。
💡 ポイント:
科学的根拠に基づいた指導法を学び、「クライアントに合わせてカスタマイズできる力」が身につくのが最大の魅力です。
「どう教えるか」「どう変化を引き出すか」までしっかり学べるため、グループクラスでも個別指導でも活かせるスキルを身につけます。
リフォーマーコースはこんな方におすすめ
- リフォーマーを用いたピラティス指導者を目指す方
- ヨガ指導者やトレーナー、理学療法士で指導の幅を広げたい方
- ピラティスをもっと深く学びたい愛好者
- 学校・ダンス教室でより良い身体教育を提供したい方
マットピラティスの次のステップや、専門性を高めたい方に特におすすめです。
ポールスターでは他のコースを卒業してから、セカンドコース、またはサードコースとしてリフォーマーコースを受講される方が多い印象です。他団体でリフォーマー資格を取得後に、更なるスキルアップのため受講する方もいます。
リフォーマーコースの流れ
リフォーマーコースは 「2つのオンライン教材」+「3つの対面モジュール」 で構成されています。

- 1. Gateway Pilates Online(3時間)
- オンライン講座でピラティスの歴史、ポールスターの動きの原則、プロの倫理を学びます。
- 2. Gateway Reformer(2日間)
入門レベルのエクササイズを学び、指導の体験も行います。
- 3. PP Online
- オンライン講座で運動学や解剖学、モーターラーニングなどの理論を交えながら、ポールスターの指導の土台となる6つの原理原則を学びます。
- 4. Reformer Intermediate(2日間)
- 中級レベルのエクササイズを習得し、プログラムデザインや指導法を実践的に学びます。
- 5. Reformer Advanced(2日間)
- 上級レベルのエクササイズを習得し、より多様なクライアントに対応できる力をつけます。
👉 POINT:
- 少人数制クラス:一人ひとりに目が行き、コース中もしっかりサポート。質問がしやすく、学びやすい環境です。
- 受講生専用オンライン学習プラットフォーム:配信動画はいつでも閲覧可能です。(有効期限付き)

受講期間と費用
コース期間
- 約3ヶ月、基本的に週末開催です
- 2025年度のスケジュールはこちらから
受講料(2025年現在)
- リフォーマーコース受講料:約36万円
※ 試験受験時には別途費用(受験料・実技チェックなど)がかかります。
資格取得までの流れ
リフォーマー資格取得に必要な総学習時間は186時間とされています。
- 養成コース参加時間
- オンライン学習時間
- 自主練習(50時間)・見学(25時間)・アプレンティスティーチング時間(50時間)
試験を目指す方はコース受講後に、自主練習や試験に向けた課題(マスタリーチェック)を進めます。
この期間を通して養成コースで学んだ沢山のエクササイズを、バリエーションを含めて正しく実演できるようになり、身をもって経験することでエクササイズの目的や効果を自分の言葉で自信を持って説明できるようになります。
認定試験は基本的に年2回(春・秋)実施されます。
受講後1年以内の受験が推奨されています。試験前には公式の試験対策セミナーが開催され、模擬的に筆記・実技試験を行うことができます。
💡 POINT:自主練習やマスタリーチェックの過程で、インストラクターとして現場で即戦力となるスキルが身につくのが大きな魅力です。
認定試験までの流れの詳細はこちらから
卒業後の活躍フィールド
リフォーマー資格を取得した卒業生は、以下のような場で活躍しています。

- マシンピラティス専門スタジオ
- 病院やクリニック併設の運動施設
- フィットネスクラブ、パーソナルトレーニングジム
特に都市部ではマシンピラティススタジオの新規開業が増えており、資格保持者へのニーズは年々高まっています。
よくある質問(FAQ)
コンプリヘンシブコースにもリフォーマーは含まれていますが、リフォーマーコースの違いは何ですか?
2つのコースのリフォーマーエクササイズは重複する内容も一部ありますが、リフォーマーコースにはアドバンス特有のエクササイズが含まれます。
また個別指導が目的となるコンプリヘンシブコースに比べ、リフォーマーコースは最終的にグループ指導のスキルも身に付けていきます。複数人のクライアントがいる場合の安全面の管理、声の大きさやトーン、エクササイズの難易度の上げ下げや伝え方など、より分かりやすいグループクラスを行えるようなデリバリースキルも磨いていきます。
コースについていけるか心配です。
実技に関しては、可能であれば、コース受講前にリフォーマークラスやパーソナルセッションに参加しておくと安心です。ピラティスの経験が少しでもあることで、コースで学ぶエクササイズやリフォーマーの扱いにも馴染みができ、コース中のエクササイズの説明やポイントをキャッチしやすくなります。
解剖学や運動学の知識については、養成コースが始まってから必要な内容を養成コースやオンライン講座で学ぶことができるため、事前に焦って勉強する必要はありません。興味がある方は、体の骨や関節などが分かる本などに目を通しておくとよいかもしれません。
資格取得を目指したいのですが、練習時間を確保できるか不安です。
多くの方が同じ悩みを持っていますが、ホストセンターやお住まいのエリアのスタジオを利用して自分のペースで練習されています。指導練習は同期のコース生と一緒に行うことが多いです。
お近くにポールスターの先生がいない場合やリフォーマーを練習する環境を確保することが難しい場合は、お気軽に事務局までご相談ください。
まとめ|リフォーマー資格取得で広がる可能性
ポールスターピラティスのリフォーマーコースは、
- 科学的・体系的なカリキュラム
- 国際的に通用する認定資格
- 現場で即活かせる指導力
を兼ね備えています。
インストラクターとして自信を持ち、クライアントに変化を届けられる指導者を目指してみませんか?
👉 興味のある方は、まずは リフォーマークラス体験 や オンライン説明会 に参加してみるのがおすすめです。
2025年度のリフォーマーコースは東京で10月開講、大阪では2026年1月に予定されています。
最新情報・お申込みはこちらからご確認ください。
▶ ポールスター公式動画でリフォーマーの動きをチェック