2020.3/17

皆さま、こんにちは!インストラクターの上原です(^^)/

今日はサッカーとピラティスのお話をしたいと思います。

私は学生の頃、女子サッカーをやっていました!日本サッカー協会公認C級ライセンスの取得経験もあり、指導者のスタートもサッカーでした。一時はサッカーとは無縁の生活を送っていましたが、最近はまた運営の手伝いをしたりキッズスクールに遊びに行ったり、今はピラティスの指導をしながらサッカーとは程よい距離感、そんな感じです。

ということで、私の経験から思うこと考えたことを少しまとめてみたので、長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただけたら幸いです。


サッカーやラグビーなどのコンタクトプレーのある球技において必要な能力とは何だと思いますか?

・スタビリティ(安定性)

・モビリティ(可動性)

・アジリティ(敏捷性)

・コーディネーション能力

サッカーでは走る、蹴るなど様々な動作が必要とされます。さらにそれを相手がいる状況の中で行い、その場の状況に合わせて対応し体を動かしていく要素が求められるためコーディネーション能力が必要とされています。

アジリティやコーディネーション能力はラダーを使ったり、サーキットトレーニングなどで取り入れているチームは多いです。また実際にグラウンド上でボールを使ったり対人で練習していく中で養われていくこともあると思います。

ですがスタビリティやモビリティの能力が備わっていない選手がコーディネーショントレーニングばかり行うとどうでしょう。

安定性や可動性が十分ではない中で無理に体を動かすことで、効率が悪くなり、さらに効率の悪い体の使い方をしていると、パフォーマンスが上がらないだけではなく、怪我にも繋がっていきます。

私もサッカーをやっていた時に坐骨神経痛で苦しんだ経験があります。サッカーを辞めたら坐骨神経痛は消えましたが、腰痛は残ったままでした。

しかしピラティスを始めてからどんどん腰が楽になってきて、ほとんど痛みを感じることはなくなりました。また内側側副靭帯損傷や足首の捻挫も何度か経験しました。ピラティスを始めて、すごい悪い足の使い方をしていたんだなと気付き、驚かされました。

特に女子サッカーでは膝の怪我が多く、悔しい思いをしている仲間をたくさん見てきました。サッカーに多い腰や下肢の怪我はピラティスで脊柱や股関節の可動性を高めることで軽減できると感じています。

そしてパフォーマンスの面でも日本の選手にはまだまだ体の前面が優位に働いている選手が多く、走りの際に重心がぶれて無駄なエネルギーを消費したり、重心の位置が安定せず一歩目が遅れたり、不安定になりバランスを崩してまう選手が多いと言われています。

またウェイトトレーニングでアウターの筋肉ばかりを鍛えすぎると、股関節や肩関節、脊柱の動きが硬くなり、キックモーションにも影響してしまうと考えられます。

そこでよりインナーマッスルに働きかけ、体の背面の伸長を促していくピラティスはサッカーにおいてとでも有効です。その能力が整った上でよりコーディネーション能力が生きていくのではないでしょうか。

実際にヨーロッパのビッグクラブではクラブハウスに選手の人数分、リフォーマーを揃えているチームがあると聞いたことがあります。またピラティスを取り入れている最も有名な選手がクリスチアーノロナウド選手です。

トップ選手になれるかなれないか、最終的に差が出るのは一番基礎の部分、スタビリティとモビリティではないのかなと思います。

写真は都内で行われているサッカースクールの幼児クラスの様子です(^^)

サッカーが好きな皆さんへおススメのエクササイズなど、クラスでご紹介できればと思いますので、ご興味あればぜひお気軽にお声かけください!