目指せ怪我をしない身体へ!ランニングに役立つピラティス~その1~

皆様こんにちは!

ピラティス&ランニング愛好者の長沢です。

元気工房の目の前がコースになる東京マラソンの日が近づく今日この頃(一般参加が中止になるという悲報がありましたが)、ランニングの愛好者の方はいらっしゃいませんか?ランニングに取り組む目的は人それぞれ多くあると思います。自己ベストを狙う人、健康目的の人、ダイエット目的の人・・・

ところでランニングをしていて、身体を痛めたことがある方はいませんか?

私はたくさんあります・・・。

ランニングに本格的に取り組んで1年目の大学生の時に、早速膝の外側を痛めました( ノД`)シクシク。当時は若さのノリがあり、出場を決めた市民マラソン大会に向けて、毎日がむしゃらに練習をしていました。そして出場した大会ではビギナーズラックもあり納得のいく結果は出せましたが、身体に蓄積されていたダメージが限界を超えて膝に症状が出てしまいました。その後は膝だけでなく、ももの付け根、足の甲、脛などと、身体のあちこちを痛めるようになってしまいましたorz。

しかし今考えるとこの経験がなければ、私は理学療法士の道をには進むことはなかったであろうし、また、ピラティスとは出会っていなかったかと思います。

身体を痛める原因はオーバーワーク、悪いランニングフォーム、それからくる身体各部への大きい負荷、また、筋力の不足などがあると考えられます。基本的なことですが、それを頭で考え身体で感じられるようになれたのはピラティスの効果であると感じています。

さて、前置きが長くなってしまい失礼しました(;´Д`)

ここからが本番です!

ランニングフォームの改善、筋力の向上に有効なピラティスエクササイズを数回にわたり紹介していきたいと思います!

まず今回はピラティスの中で基本となるチェストリフトをご紹介します。

走っていてお腹がつぶれてしまう人、背中が反ってのけぞって走ってしまう人に有効です。また、肋骨の可動性も向上させるので呼吸能力の向上にも役立ちます。

【開始姿勢】
【チェストリフト姿勢】

息を吐きながら肩甲骨がマットから離れる程度まで、大きいCの字になるように体幹の上部を曲げて上がります。この時骨盤はニュートラルで、腹部前面は薄く伸ばしておきます。

Cカーブを保ったまま背中を広げるように息を吸い、吐きながら開始姿勢に戻ります。

(チェストリフトの完成形では両腕の動きがありますが、まずはここまでできるようにすることからお勧めします。)

ところでチェストリフトは一見すると、筋トレの王道である腹筋運動に似ていませんか?

チェストリフトを正しく行うために腹筋運動との違いを説明していきます。

腹筋運動のチェストリフトとの違いは、骨盤が後傾すること、また、腹直筋を強く収縮させ腹部が短く膨らむことです。腹部の筋力は向上しますが骨盤が後傾することで腰が下がり、また腹部がつぶれた姿勢になってしまい、伸びのある走りを妨げてしまう可能性があります。

ブログをご覧の方々、チェストリフトと腹筋運動を使い分けてみてはいかがでしょうか!?次回は後方への強い蹴り出しに役立つシングルレッグキックをご紹介します。

乞うご期待!

前の記事

足元から暖かく

次の記事

蔵前散策~その1~